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どうも皆さん、おはこんばんちは!
スぺラボ5年目、東京本社CGクリエイターのさっこです!

今回は【Cinema4D R21】そこに30匹のデフォーマがおるじゃろ? デフォーマ探求 part1の続編です。

30種類ものデフォーマのなかから、9種類をピックアップして探求していきたいと思います!
それぞれどんな効果を持っているのでしょうか?


▼目次
1.まるで粘土、曲げてねじってゆがませて
2.デフォーマ探求
 2-1.折り曲げる!「屈曲」
 2-2.ぼよんと膨らむ!「膨張」
 2-3.ずらして曲げる!「せん断」
 2-4.先細先太に!「テーパー」
 2-5.捻じ曲げる!「ツイスト」
 2-6.まさに自由自在!「FFD(フリーフォームデフォーマ)」
 2-7.見た目大事に!「カメラ」
 2-8.ちょっとここをいじりたい…「微調整」
 2-9.FFDの上位互換!「メッシュ」
3.まとめ


 

1.まるで粘土、曲げてねじってゆがませて

今回探求するデフォーマは、簡単に言うと、オブジェクトを曲げたりねじったり、一部分を引きのばしたりできるツールです。どんな変形ができるのかちらっと覗いてみましょう!

なんということでしょう。粘土をこねているかの如く.グニョングニョンと形が変わっていくではありませんか!
この動画で使っているのは、膨張・屈曲・ツイストという3つのデフォーマ。

他にも「まるで粘土」のようにオブジェクトを編集するデフォーマがまだまだあります。
それらの基本情報をまとめました!挿絵その1

2.デフォーマ探求 スタート

2-1.折り曲げる!「屈曲」

まずは「屈曲」デフォーマから!屈曲はシンプルなデフォーマで、その名の通り「曲げる」ための機能です。
これを使えばオブジェクトをサクッと扇状に変形できます。

オレンジ色の点(以下ハンドル)をドラッグすれば、反対側の面を基準に、ぐるっと変形します。

スぺラボ内でかなりの頻度で使われているデフォーマで、私も時々使っています。
特にサイン看板や階段の手すりなどを変形する際に使用します。

具体例として、看板が変形する動画を用意してみました。

屈曲は変形の度合いにあわせてちょっとした使い分けができます。
注目ポイントは「Y方向の長さを維持」というチェック項目です。
この項目にチェックを入れないで変形すると、実際のサイズより伸び、チェックを入れれば伸びることなく変形できます!

2-2.ぼよんと膨らむ!「膨張」

「膨張」はハンドルを動かすことで膨らませたり、内側に凹ませることができるデフォーマです。
ツボや鉢植え、瓶の形を作る時に使えますね。

膨張には「フィレット」というチェック項目があり、これをONにすると、ボックス外とボックス内のつなぎ目をなめらかにしてくれます。
ただ、ONの時とOFFの時で形状がだいぶ変わってしまうので、使う際には変形の結果をよく見ながら調整してください!



2-3.ずらして曲げる!「せん断」

お次は「せん断」デフォーマ。
建築系の学校に通っていた方は、「コンクリートのせん断応力度計算」で懐かしく感じる響きでしょう。

上下の面の平行を維持したまま上の面のみが移動し、それにあわせてオブジェクト全体が湾曲するデフォーマです。

どのような変形・変形をするのか動画で見てみましょう!

使いどころは……そう!カフェで見かけるテーブルの脚!
次の動画では、せん断を活用してテーブルの脚を作ってみました。

ボックス内との境目を滑らかにするために、「膨張」で登場したチェック項目「フィレット」をONに設定しました。
他にも何か活用法がありそうですが..….なかなか思いつきません……( ´・ω・`;)

2-4.先細先太に!「テーパー」

「テーパー」デフォーマでは、オブジェクトを先細りにしたり、先太りにすることができます。
膨張と同じく、コップの変形や鉢植えの変形などにも活用できますね!

テーパーを使って、コップの変形をしてみました。表示されたハンドルを動かすだけで調整ができます。

テーパーもこれまでのデフォーマと同じようにフィレットの項目があり、ONにするとボックス内とボックス外のつなぎ目がなめらかになります。
また、湾曲という項目は、数値を上げると曲がり具合が強くなり、0%にするとまっすぐになります!

2-5.捻じ曲げる!「ツイスト

「ツイスト」は、オブジェクトをねじる役割を持つデフォーマです。
アイコンの見た目通り、ハンドルを動かすとぐりぐりとねじれていきます。

このデフォーマもかなりシンプルですね( ´・ω・`)
操作はハンドルを回すだけです!楽ちん!
使う場面は……たとえばそうですねぇ……ロープを作るとき!

 

2-6.まさに自由自在!「FFD(フリーフォームデフォーマ)」

次は、グリッド内にあるオブジェクト全体を変形する際に使用する「FFD」。
スぺラボのクリエイター使用頻度1位2位を争うであろうこのデフォーマは、なななんと!伸ばせて、ねじれて、さらに大きさも変えることができるのです!

これひとつでこんなにいろんなことができちゃうなんて、おトクうっ!
家具の3D制作の最終調整によく使います!

FFDは他のデフォーマと少し違い、ハンドルではなくグリッドポイントで操作します。
注意点は、オブジェクトの先端がグリッドの座標とまったく同じ位置にあると、ポリゴンが崩れてしまうこと。
変形させたい範囲をしっかりとグリッドの中に収めることがポイントです。
(詳しくは前回の記事にあるのでそちらをご覧ください!)

 

2-7.見た目大事に!「カメラ」

「カメラ」デフォーマは、選択しているカメラから見えている部分だけを変形できます!
名前の通り、カメラがあってこそ効果を発揮するデフォーマです。

たとえば「特定のアングルから見た木の形を調整したい」というような場合に便利なのです!
アニメーション制作などで使用される場面が多く、建築パースのような静止画で使われる機会はあまりありません( ´・ω・`)

 

2-8.ちょっとここをいじりたい…「微調整」

ダウンロードしたオブジェクトデータの元の形は崩したくない、けどちょっと形を直したい!そんな時に役立つのが「微調整」デフォーマ!
プリミティブオブジェクトやSDSを使ったオブジェクトの元の形を維持しつつ、さらに形状変更できてしまいます!

こちらの動画は「クッションにしわを少なくしたいとき」を想定して「微調整」を使ってみました!

 

2-9.FFDの上位互換!「メッシュ」

「メッシュ」は自分で作成したローポリゴンのオブジェクトを、変形ボックスとして使うことができます。
先述した「FFD」とかなり似ていますが、FFDは単純なボックス型で変形します。メッシュは、より詳細に扱えるデフォーマなのです。

メッシュデフォーマの使いどころは、人形のような凸凹が多く、複雑な形をしたものの変形をしたい時です!

メッシュを使ってオブジェクトをうまく変形させるコツは、変形ボックスをオブジェクトよりひとまわり大きく作ること。オブジェクトをはみ出させないのがポイントです!

 

3.まとめ

今回のデフォーマ探求では「ねじったり、曲げたり、膨らませたり」変形をするデフォーマ9種類をスぺラボのクリエイター目線で探求しました!

建築パースクリエイターは屈曲やFFDをよく使いますが、カメラやメッシュは使う機会があまりありません。
しかし、CGアニメーションやキャラクターモデリングなどを扱うクリエイターは、膨張やメッシュ、カメラなどの使用が多いようです。

使う機能とその頻度は、作る物によって偏ります。
普段あまり触れない機能についても知っておくと、今までレタッチで補っていた部分を3Dで作れるようになるかもしません。
結果としてモデリングの幅が広がり、よりクオリティを上げることができるでしょう!

次回はまた違ったデフォーマについて探求していきたいと思います!挿絵その2


 

▼さっこが書いた記事
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