こんにちは。スぺラボ東京本社CGクリエイターのうえミです。
CGパースの制作を依頼したけれど、できあがったものがイメージと違う……そんな経験はありませんか?

悲しい結果を防ぐポイントは
「完成イメージを最初に共有」することです!

早い段階でイメージのすり合わせをしておくと、お客様にとっても我々CGクリエイターにとってもいいことずくめ。制作がスムーズに進み、必要以上の修正作業も発生せず、費用も最小限に抑えられます。
イメージと異なる成果物ができてしまう原因は、「情報不足」がほとんどなのです。

ということで今回は、パースを依頼するにあたって重要な、完成イメージの上手な伝え方をお伝えします!

 



▼目次
1.イメージを固める
2.言葉だけで伝えない。近しい画像を複数共有する
3.参考にしてほしい箇所を伝える
4.「何を伝えたいパースなのか」制作目的を共有する
5.イメージ画像のまとめ方
6.まとめ


 

1.イメージを固める

まず依頼をする前にイメージを固めましょう。
制作途中で変更を入れると、膨大な修正時間と追加費用が発生する可能性があります。
それは、3DCGの制作には段階が重要であり、その段階を遡るほど手間を要するからです。

たとえば、使用素材や構図に変更がなかったとしても、表現する時間帯が異なるだけで大幅な修正が必要になります。(3D上でのライティング、環境設定、マテルアル設定の変更など)

 

2.言葉だけで伝えない。近しい画像を複数共有する

イメージが固まったら、視覚的な資料を用意しましょう。
言葉だけでの説明、特に、抽象的な言語表現だけでは絵の印象を定めようとすると、認識にズレが生じる可能性が高いです。

たとえば、「温かみがある感じ」。
下の写真は、私が「温かみがある」と感じる4つのリビングの絵を集めたものですが、逆にどれも「温かい」と思わない人もいるでしょう。

依頼者の立場なら、「求めている温かさ」とは違うと感じるかもしれません。

パースの雰囲気の違い 温かみいろいろ

「温かい」というキーワードひとつで、これだけ作品に違いが生じるのです。

イメージしている「温かさ」は、外から差し込んだ太陽光が部屋いっぱいに広がっているようなものなのか?
それとも、薄明るい部屋のなかで間接照明が灯っているような、ぼんやりとした温かさなのか?

そういった繊細なニュアンスの表現や、特にこだわりたい部分の指示には、完成イメージにあった参考画像を用意した方が伝わりやすいです。

複数点共有すれば、クリエイター側の理解の解像度がより高まるでしょう。

 

3.参考にしてほしい箇所を伝える

資料画像を用意したら、パースに取り入れたい要素を伝える指示文を用意しましょう。

共有される枚数が多いほど、参考にすべき部分や、要望が掴みにくくなります。そのため、画像だけに頼らず、ある程度イメージできるよう文章で伝えることも重要です。

欲しい色味や陰影感、表現したいシチュエーションなどを書き出しておくと、よりパース像が明確になるでしょう。

パースの雰囲気の違い

Barのパーツ制作のために上の2枚の画像を素材として共有する場合の例。「バーバックのボトルの感じは左、部屋全体の明るさは右」と一言添えるだけでも、クリエイターの理解度は変わります。

 

4.「何を伝えたいパースなのか」制作目的を共有する

パースで何を伝えたいのか、なぜそうしたいのか、制作の目的もクリエイターに共有しましょう。
「広告に使うから、賑やかな様子を伝えたい」「中央にあるオブジェがメインだから目立たせたい」など、そういった「理由」まで共有できれば、クリエイターはそれを理解した上で目的に合わせた作成・提案を行うでしょう。

 

5.イメージ画像のまとめ方

認識の相違を無くすためにはイメージをわかりやすくまとめることも重要です。カット数が多かったり、画像が何枚もある場合はフォルダごとに分けると、情報伝達時のミスが防げます。

フォルダの階層

ホテルのパースで資料画像が複数カットある場合のファイル内容。参考箇所を画像の名前にしています。

プレゼン用の企画書がある場合はそれを送るのもいいと思います。

なお、PowerPointデータの場合、生データだと誤操作によるトラブルが起きる可能性があります。JPEGやPDFなどに変換して送ると安心です。

 

まとめ

パース制作に最も大切なことは、クライアントとクリエイターのコミュニケーション。
頭の中のイメージを人に伝えるのはむずかしいことですが、制作にはクリエイターの技術だけでなく、クライアントの伝える力も重要なのです。

今回紹介したコツは、パース以外のクリエイティブ制作依頼にも言えること。

なんの制作であっても「完成イメージ」は作品の完成度を左右する大切な要素です。クリエイターとの連携を深めて、満足できる作品を仕上げましょう。

 

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