▼この記事を書いた人自己紹介 竹下

こんにちは!スペラボ 建築ビジュアライゼーション事業部の牛ハラミ焼肉弁当です。

皆さんは大人になってから出身校へ遊びに行くなどしていますか?
私が通っていた、石川県立 志雄(しお)中学校は、廃校になりました。

しかもそれに気づいたのはつい最近。
なかなかショックだったのですが、その後校舎を再現した3Dデータとの運命的な出会いを果たし、中学校の頃に見た、思い出の風景を自分でも再現してみることにしました。

この記事ではその経緯と、風景にまつわる思い出を綴りました。

懐かしの母校はどこへ…..

まずは廃校発覚の経緯から。
つい先日、在学当時に校舎周辺でよく見た桜の風景がふと懐かしくなって、GoogleMapで検索しました。

志雄中学校の校舎は3階建てで、国道沿いに建っており、校庭には桜の木が並んでいました。

国道側の外壁は、一面に大きな桜の花のタイル画が描かれていました。
すぐ横には川が流れていて、対岸には桜並木があり、春になると川の水面に桜の花びらが浮かんでいるのがきれいだった記憶があります。

しかしスポット情報はヒットしません。

ストリートビューに切り替えて、当時毎日自転車で通った国道159号線を進んでみても、国道を通る際の目印になっていた特徴的な桜のタイル画が一向に見えてこない……。

そこで15分ほど調べて、ようやく気づいたのです。
志雄中学校が2015年に廃校になっていることに……!

2014年の風景がこちら。現在この場所には県立病院が建っています。
志雄中学校は隣町にある押水中学校と合併。別の場所に「宝達志水町立中学校」として新築されたようです。

ショックで困惑しながらも「せめて当時の校舎の写真だけでも見たい……。」と画像検索しました。

するとなんと、検索トップに、見覚えのある桜の花のタイル画の3Dキャプチャー画像が表示されているではありませんか。

「やった!写真はみつけた!……でも、なんで周りが白いんだろう……?」

明らかに志雄中学校ではありますが、周辺の背景がきれいに切り取られてます。
これはもしかして……モデリングデータなのか……?
恐るおそる画像をクリックしてみました。

クリック先のWebページは、フリーでダウンロードできる3Dデータサイト「3D Warehouse」。
そこに、志雄中学校の3Dデータがまるっとアップされていました。

3D画面

これは……まんまじゃないですか……!
当時はそこまで珍しくは思ってなかったですが、こんなに大きなタイル画ってなかなかないのか、と大人になった今は思います。(引用:3D Warehouse

多分これが運命ってやつですね。
このとき気づきました。実物が無ければ、CGで再現すればいいんです。

CGで春の志雄中を再現してみた

実際に作ってみると、結構大変でした……!
GoogleMapの過去のストリートビューを行ったり来たりしながら、Cinema4Dを使って少しずつ敷地を作成。
残念ながら中学校の頃の記憶はおぼろげなうえ、校舎外観の写真も在学中に撮っていなかったので、若干思い出補正も入れつつ当時の春の風景を再現しました。子浦川の桜並木

校舎のすぐ隣には、子浦川(しおがわ)という川がありました。
対岸に桜の並木があって、春には川の水面に桜の花びらが絨毯のように浮かぶのが風物詩でした。

赴任で志雄中学校に初めて来た先生方が、春の子浦川を珍しそうに眺めていたのが懐かしいです。

宝達志水町はド田舎なので、校舎周辺には基本的に子浦川と桜の風景を遮る建物はありません。
国道から校門まで子浦川の川岸を自転車で漕ぐと、水色の空と緑と青い川、差し色に桜が映えてとても気分が良かったのを覚えています。

校舎から見た川と桜並木

写生大会で描いたアングル

中学三年生の写生大会で選んだアングルです。
校舎側から見ると、桜並木が続いているように見えてきれいでした!

まとめ

今回の制作を通して感じたことは、動画や写真は撮れるうちに撮っておきましょう!です。私は22歳で上京したため、地元の学び舎にはなかなか行く機会がありませんでした。

在学当時はデジカメや使い捨てカメラが主流で撮影できる枚数も少なく、友達や行事の写真が優先。
校舎の外観はまったく撮っていませんでした。

今はスマホで写真や動画を気軽にたくさん撮れる時代なので、日常の通学風景や学校、何気ない場所も撮っておいて、大人になった時にふと思い出して見返せるようにしておくと、当時は気付かなかった風景の美しさに気付けるかもしれません。

CGで再現したり記録に残すのもおもしろい方法だなと思いました。
思い出をかたちにしたい方は、ぜひ弊社までお問い合わせください!