こんにちは、前回の「もっちゃんマスク」の記事で自分のイメージキャラクターが被り物をしているという点でしょっぱなからキャラが被ってしまい少し戸惑っているCGクリエイター3年目のメットンです!!!

突然ですが、皆さんは幼い頃、大人に絵本を読み聞かせてもらったことはなかったですか?私もかすかな記憶ですが、母親にウルトラマンの絵本を読んでもらっていた気がします。
ちなみに、読み聞かせの絵本と言ったら、皆さんは何を思い浮かべますか?

……そうですよね!!おとぎ話ですよね!!!

例えば「桃太郎」や「竹取物語」では大きな桃が川上から流れてきたり、竹の中が光っていたりとその発想に驚かされますが、話の登場人物であるおじいさんやおばあさんはどんな気持ちだったのだろう?

と思ったことはないでしょうか。

そればかりは、おとぎ話の中に入り込んで、実際に体験して見ないと何とも言えないですよね……

じゃあ、おとぎ話の名場面をCGで再現して、登場人物の気持ちを確認してみましょう!

ん……?この流れは前にも聞いたことがあるな?と思った方もいると思いますが安心してください。私も同じ気持ちです!

今回は、昔話と言われると多くの日本人が思い浮かべるであろう名作「竹取物語」より、代表的なシーンの一つである、「翁が竹林で光る竹を見つける場面」をCGで再現してみようと思います。

作成方法は、実際の写真にCGをあてこむ「写真合成」を使います。(詳しいやり方は「Ciname4D 写真合成」と検索すれば出てきますのでもしよかったら検索してみてください!!)

さて、作ってみようとは言ったものの、まず竹がないと話になりません。物語は竹がたくさん生えている山でしたよね。そんな竹がこの都会の象徴の東京にあるのでしょうか?そう思いつつ家の周辺を散歩していたらなんと……

こんな場所を発見!!
興味本位で中に入ると

がたくさん生えていました!
山ではないですが、見事に竹がたくさん生えており選びたい放題です。
寄った写真がこちらです!!

力強く生えていますね!
今回は「かぐや姫の入った竹」なので、光っている感を強調したい為、Photoshopで少し薄暗くしましょう。

こんな感じで背景が出来ました。
ここからはCinema4Dを使用して進めます。
まず、画面の背景に先程の画像を貼り付けます。

次に竹を作成していきます。

まず、円柱を用意します。

次に、用意した円柱を竹っぽく中心に向かって細くします。

これだけでも竹のような気はしますが、まだこれだけでは判断つかないですよね。
同じような物を何個か作り上に重ねていき、テクスチャを貼ったりすれば竹に見えてくるはずです!

完成したのがこちら

うわ!!もう竹やん!!!

テンションが上がりますね!!

早速、作成した竹を先程のデータに持っていき、実際に写っている竹に合わせて配置します。

最後に実際に光らせてみましょう。
ライトを竹の中に配置し、レンダリングを撮ってみると……

ちなみに、下記の写真の赤で囲った部分のように境目が出来てしまう場合は、ライトを非表示にした状態と表示した状態の2枚撮って、ブラシで消していく方法もありますので大丈夫ですよ!

実際に上がったレンダリングがこちらです。

ここからPhotoshopでなじませていきます。
背景画像のように暗くしたり、彩度を調整していきます。

そして周りの葉にも光が当たっている感じを加えれば……

完成です!!!

本当にかぐや姫が入っていそうですね!!
うまくふわっと光っている感じが出せたと思います。
竹林がある山に行って1本だけ光っている竹があれば、切って中を見たくなる気持ちも今の私には分かります。
引き寄せられるっていうんですかね。人はロマンを追い求める生き物ですから。
3Dで作成したものでも、その1本に目が釘付けになります。
いや、本当に切ってしまいたい!!!!

というわけで……

実際に切ってみました!

いや……もう竹を切るんかい!!!はやっ!!!

っと自分でも思ってしまいました。

おじいさんもこんな気持ちだったのでしょうか?
でも、私は引き寄せられて切ってしまったのが事実です。
同じ気持ちだと嬉しいですね!

作成するまでは、現実ではありえないものを作るのは難しいなと思っていましたが、今回は意外とすぐできました!
切った部分に実際に何かを合成してみるのもとても楽しそうですね!
CGは、自由に自分の思うままに作成できるのが良い点ですよね!

CG制作という仕事は、全てCGで作るのではなく、今回のように写真の一部だけ3Dで合成するという時もあります。
色々な仕事が出来てとても楽しいですよ!

では、次回は「桃太郎編」でお会いしましょう!!