立体的な音場による新たな音楽体験を実現

ソニーPCL株式会社は、2020年6月2日、同社運営スタジオ『イマーシブサウンドスタジオ』において『360 Reality Audio』対応コンテンツの制作環境を整備したと発表しました。

『イマーシブサウンドスタジオ』は、3D音響のサウンドデザインに対応可能な施設として同社が2019年に開設したスタジオ。『360 Reality Audio』は、立体的な音場による新たな音楽体験を実現すべく、ソニーが提案している規格です。

『Sonic Surf VR』と共に対応

ソニーPCLは、1951年に16ミリ映画専門現像所・株式会社PCLとして創立されました。ソニーグループの一員となった1970年以降は、ネガフィルムからビデオテープへ映像を変換するネガテレシネ業務を、ソニーPCLとして展開。21世紀に入ってからは3D事業にも注力しており、3D空撮用カメラシステムの開発なども手がけています。

3Dコンテンツ制作体制の拡充を図る中で、同社の『イマーシブサウンドスタジオ』は開設されました。同スタジオでは、ソニーの空間音響技術『Sonic Surf VR』と共に『360 Reality Audio』にも対応。特に『360 Reality Audio』コンテンツの制作対応は、国内では初とのことです。

オブジェクトベースの空間音響技術を活用

『360 Reality Audio』は、オブジェクトベースの空間音響技術により、音に包まれる音楽体験を実現する規格。利用者は、対応するストリーミングサービスを通じて、ヘッドホンやスピーカーで手軽に立体音場を楽しむことが可能となります。

同スタジオにおいてソニーPCLは、クリエイターの創造性を呼び起こす制作環境を提供し、臨場感豊かな没入体験を実現するコンテンツ制作を実現するとのことです。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

『イマーシブサウンドスタジオ』が『360 Reality Audio』コンテンツの制作に対応 – ソニーPCL株式会社
https://www.sonypcl.jp/news/news-1576/

『イマーシブサウンドスタジオ』が『360 Reality Audio』コンテンツの制作に対応 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd