双方向のエンターテインメントを実現
株式会社バンダイナムコ研究所(以下、バンダイナムコ研究所)は、XR技術とゲームAI(人工知能)を活用した双方向の仮想パフォーマンスシステム「BanaDIVE TM AX」を開発しました。
このシステムでは、事前に分析された曲が使用され、ゲームAIは、DJパフォーマンスとして曲を違和感なくつないだり、観客を盛り上げたり、曲のテンポをコントロールしたりすることができるといいます。
さらに、3Dキャラクターの動きとライブ空間の演出を連動させることも可能です。
また、曲と連動したビジュアルの演出、AR視聴の演出、リアルタイム投票での楽曲選びなど、双方向のエンターテインメント要素も組み込まれました。
会場だけでなく、遠い場所にいても、観客とDJが一体となり、迫力のあるライブを体感することができます。

ライブイベントでの活用など、エンタメ界の活性化へ
バンダイナムコ研究所は、「エンターテインメントの新しい価値を創出」をビジョンとしています。
ゲームAIは、ゲームキャラクターの双方向の行動を論理化したもので、格闘ゲーム「鉄拳」のCOMプレイヤーの行動制御や、ビデオゲーム「パックマン」のモンスターの行動AIなど、多数のゲームに用いられている技術です。
XR技術は、AR、VR、MRなどの現実世界とバーチャルの世界を融合するテクノロジーの総称で、ゲームだけでなく、幅広いエンターテインメントコンテンツに活用されています。
バンダイナムコ研究所では、このゲームAIとXRを組み合わせた「BanaDIVE TM AX」を、今後はバンダイナムコグループが主催するライブイベントで活用するほか、世界の観客を盛り上げるシステム作りを進めるといいます。
さらに、深層学習ベースのAIと連携することや、音楽関係者やキャラクターとのコラボレーションなどを展開し、将来のエンターテインメント界に向けて開発を続けていく考えです。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社バンダイナムコ プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/
株式会社バンダイナムコ ホームページ
https://bandainamco-mirai.com/