現在特許申請中の新手法!
パナソニック株式会社ライフソリューションズ社(以下パナソニック)は、2021年1月19日、『劇場・観覧施設の最適な計画・運用を支援する「View-esT」(ビューエスト)』と題する設計評価手法を確立し、現在特許申請中であると発表しました。
なおパナソニックはこれを、株式会社ラムサ代表取締役の西 豊彦氏と、東京都市大学 建築都市デザイン学部 建築学科教授の勝又 英明氏との共同による設計評価手法としています。

VR技術の可視化で課題解決へ!
同手法は、「見え方総合評価プログラム」、「一体感および親密性の計測・数値化・評価プログラム」、「照明配置評価プログラム」、「劇場等計画支援VRシステム」の4つによる構成。
パナソニックによると、劇場やホールといった観覧施設に於いて、客席から舞台への「見えやすさ」についての判別が、計画・設計段階では判別しづらいとのこと。
そしてこの課題は、施設の完成後に、利用者からの「お困りごとや苦情」として顕在化するのだと捉えています。
そこで同手法「View-esT」は、従来の評価手法では成しえなかった評価基準を数値化し定義することで可視化が可能となり課題解決の支援へと導くとしています。

具体的には、計画・設計段階からVRによる可視化を通して、各客席から舞台がどのように見えるかなどのシミュレーションにより事前に把握しながら、竣工後の施設の運用イメージも含めて評価。
このような過程の中で、新設の施設のみならず既設の施設に於いても現状把握や改修計画への対応が可能であるとのことです。

(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
プレスリリース:劇場・観覧施設の最適な計画・運用を支援する設計評価手法を確立
(PRTIMESより)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004081.000003442.html
(Panasonicより)
https://news.panasonic.com/