本物の剥製を見ながら3Dモデルを操作
国立科学博物館は、2020年10月21日、XRコンテンツ展示イベント『ドコモ×国立科学博物館 XRで楽しむ未来の展示』を同年11月に実施すると発表しました。
同イベントは、同館と株式会社NTTドコモの共同実証事業として、同年11月12日から25日までの実施されるもの。展示室の本物の剥製を見ながら3Dモデルを操作することなどにより、従来にはない視点からの観察を実現するとのことです。

人気の展示「大地を駆ける生命」が会場
国立科学博物館は、数多くの標本資料や膨大な研究成果を蓄積している博物館です。これらの資源を活用すると共に同館は、他の博物館や企業などとの連携も展開。魅力ある展示や学習支援活動の開発・実施にも、取り組んでいます。
今回実施が発表された『ドコモ×国立科学博物館 XR で楽しむ未来の展示』は、同館の地球館3階の展示「大地を駆ける生命」を会場とするイベント。様々な哺乳類や鳥類の姿の再現ぶりが人気の同展示において、XRコンテンツが体験できる無料のガイドツアーが展開されます。
XR技術を活用した新たな展示を検討
同イベントでは、5G時代のMRデバイス『Magic Leap1』を活用。同デバイスを装着した来館者は、頭骨などの3Dモデルを見て操作することが、可能となります。
この共同実証の実施に際して国立科学博物館は、開発に必要な3Dモデルデータなどを提供すると共に、コンテンツの監修も行いました。同館は今後も、XR技術を活用した新たな展示手法の可能性について検討を進めるとのことです。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
XRコンテンツ展示イベント「ドコモ×国立科学博物館 XRで楽しむ未来の展示」 – 国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/488436.pdf