不動産や車内など、様々なシーンの撮影に対応

VR制作におけるハードウェアやソフトウェアの研究開発に取り組むKandao Technology (以下、Kandao)は、世界最小である8K解像度の360度カメラ「QooCam 8K」に新機能を加えたことを発表しました。

-3EV、0、+2EVで24枚のDNG画像を撮影し、アプリ内で合成できる「SuperHDR」や、DNG8モードで撮影した写真8枚をカメラ内部で直接統合し、16bitのJPGやDNG画像の出力が可能となる「カメラ内Raw+」の機能が新たに追加されました。

SuperHDRの搭載より、出力写真は高画質でノイズが少ないことに加え、ダイナミックレンジも大幅に拡大され、不動産や車内など、様々なシーンの撮影に適しているといいます。

窓の外側と内側の光の強さには大きな違いがあり、単一ショットの撮影時は、屋外と屋内の両方の露出を考えることが難しいという問題があります。

しかし、SuperHDRでは、マルチブラケット撮影をしてアプリ内で合成することが可能になり、光の変化が大きい場面であっても、黒つぶれや白飛びを抑えることが可能です。

超高品質の映像を追求

カメラは、オリジナルのDNG写真8枚をワンクリップで撮影。従来は、Kandao Raw+を用いてDNG写真8枚を合成する必要がありました。

今回の更新により、DNG8の写真を、PCやスマホではなく、カメラ自体で合成することが可能となり、超HDR効果の16ビットのJPGやDNG画像の出力ができるようになりました。

さらに、合成中に動いている被写体を自動で整列させられるため、ゴースト無しの映像が仕上がるといいます。

カメラ内Raw+は、DNG写真合成時に、自動的に位置合わせされるアルゴリズムを搭載し、対象物が動いた際に発生したモーションブラーやゴーストを解決できます。

Kandaoは、360度カメラの「超高品質」の映像を追求し、次代に向けたイメージング製品を開発。プロ向けの3D・VR用から、コンシューマー向けの360度カメラまで、幅広い製品を提供しています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

Kandao Technology Co. LTD プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/