VR「松林図屛風」、「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」にて公開へ | 広告用3DCG制作・建築CGパース・BIM・AI活用ならスペースラボ

VR「松林図屛風」、「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」にて公開へ

2020.11.13

 

国宝『松林図屛風』をVR鑑賞

凸版印刷株式会社は、2020年10月1日、新作VR作品『国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-』を、東京国立博物館・東洋館内『TNM & TOPPAN ミュージアムシアター』にて公開すると発表しました。 このVR作品は、国宝『松林図屛風』をVR鑑賞できるというもの。制作は、同社および『松林図屛風』を所蔵する東京国立博物館、そして、独立行政法人国立文化財機構文化財活用センターが担っています。

超高精細デジタル撮影により、等伯の画技に肉薄

凸版印刷株式会社は、VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設として『TNM & TOPPAN ミュージアムシアター』の運営を手がけています。同施設では、東京国立博物館の収蔵品を中心とする文化財デジタルアーカイブを、VR技術で可視化。肉眼では鑑賞が難しい細かなディテールや、三次元空間の中にいるのような感覚を通じて、文化財との新たな出会いと楽しみ方を提供しています。 『国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-』は、『松林図屛風』が持つ魅力と謎に迫るVR作品です。作中では、約253億6715万画素におよぶ超高精細デジタル撮影により、作者・長谷川等伯の卓越した画技に肉薄。また、当時の時代背景から作品の成り立ちを推理し、等伯の画業の歩みも辿る内容となっています。

初の試みとして、赤外線撮影も実施

『国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-』の制作では、初の試みとして『松林図屛風』の赤外線撮影も実施されました。炭素粒子を捉えた赤外線撮影データと高精細デジタル撮影データを組み合わせることで、墨で描かれた部分のみの抽出を実現。屛風に仕立てられる前の姿の再現が、試みられています。 『国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-』は、2020年10月7日から2021年1月17日にかけて『TNM & TOPPAN ミュージアムシアター』にて公開。 (画像はプレスリリースより) ▼外部リンク 国宝『松林図屛風』の新作VR初公開 - 凸版印刷株式会社 https://www.toppan.co.jp/

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