デザイン決定や消費者調査を高度化・効率化
アサヒグループホールディングス株式会社は、2020年8月24日、『VRパッケージ開発支援システム』を開発したと発表しました。
同システムは、商品パッケージデザインの決定プロセスや消費者調査の高度化・効率化を、VR技術の活用により実現するというもの。「3Dモデル生成システム」と「仮想商品棚生成システム」の2システムにより構成されているのが、特徴です。

デザイン案を、陳列された状態でモニターへ再現
アサヒグループホールディングス株式会社が統括するアサヒグループでは、独自価値の創造による将来の成長エンジン創出が目指されています。今回の『VRパッケージ開発支援システム』開発も、こうした取り組みの一環にあたるものです。
同システムでは、検討段階の商品パッケージデザイン案について、コンビニエンスストアの冷蔵ショーケースなどに陳列された状態でモニターへ再現することを可能にしました。VRゴーグルを通じて、消費者にどのように商品が見えるかを確認できると共に、VRゴーグルの状態を開発チームなどの複数人で共有・確認することも可能となっています。
『AIクリエーターシステム』との連動も目指す
『VRパッケージ開発支援システム』は今後、アサヒグループに属するアサヒ飲料株式会社にてデザイン決定に関する試験運用が開始されます。アサヒグループではさらに、より消費者目線での商品開発を実現するツールとして、同システムを活用する予定。パッケージデザインを生成する『AIクリエーターシステム』との連動も、目指すとのことです。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
『VRパッケージ開発支援システム』を開発 – アサヒグループホールディングス株式会社
https://www.asahigroup-holdings.com/news/2020/0824.html