日本式介護トレーニングVR『ケアブル』を使用
株式会社NSGホールディングスは、2020年8月25日、同社グループに属する社会福祉法人上越あたご福祉会が、VR機器を使用した介護職員向け研修を実施したと発表しました。
この研修は、株式会社ジョリーグッドが開発した日本式介護トレーニングVR『ケアブル』を使用して実施されたもの。「リスクマネジメント」をテーマとして、職員約15名が心肺蘇生や誤嚥対応などについて学んだとのことです。

時間・場所に制約されず研修を受ける
介護領域における座学の研修では、講師がスライドや手元資料を用いて行うというスタイルが、これまでは一般的でした。しかしこのスタイルは、研修の受け手側が送り手側から一方的情報を受ける点や、講師により教え方にばらつきが生じる点が、課題となります。VR研修は、こうした課題を解決する手段としても、注目を集めるようになりました。
VRを活用した介護研修では、具体的な場面での実践的な研修を実現する同時に、講師による教え方のばらつきを解消します。また、一方的に情報を受け取らず効果的な研修が可能となるため、介護の質の向上も実現。『Zoom』などを併用することにより、職員が時間・場所に制約されず研修を受けることが可能となる点も、大きな利点です。
新潟県では、VR研修実施は初の試み
社会福祉法人上越あたご福祉会でのVR研修は、VRゴーグルを装着して擬似体験を行うという形で実施されました。参加した職員は、座学では体験が不可能なVRならではの臨場感と共に、より実践に近い学習ができたとのことです。
なお、同法人は新潟県上越市に立地しており、『ケアブル』を使用したVR研修実施は同県で初の試みとなっています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
上越あたご福祉会 複数事業所での遠隔VR研修の実施について – 株式会社NSGホールディングス
https://www.nsg.gr.jp/