学生サークルへの「恩返し」「恩送り」
株式会社VARKは、2020年8月20日、一体型のVR機器『OculusGo』を学生サークルに無料配布することを決定したと発表しました。
同社は、VR空間でライブイベントを楽しめるアプリケーション『VARK』を運営している企業。今回の無料配布は、『VARK』における『OculusGo』のサポートが終了することに伴い実施されるものであり、『VARK』を支えてくれた学生サークルへの「恩返し」「恩送り」であると同社はしています。

100台以上の『OculusGo』を検証のため確保
『OculusGo』は、一体型のVR機器として2018年5月に発売されました。23800円という価格も魅力となって高い売れ行きを示し、多くのVRデベロッパーを惹きつけるハードウェアとなっています。
VR事業において当時苦境に立っていたという株式会社VARKも、この『OculusGo』に惹かれてアプリケーション『VARK』の開発を決意。全国リアルタイム配信に耐えうる性能を確保すべく、100台以上の『OculusGo』を検証のため確保しています。
しかし、製造元であるOculus社が『OculusGo』のサポート終了を発表したため、『VARK』もまた『OculusGo』のサポート終了を決定。検証用に確保された『OculusGo』を、無料配布するに至りました。
将来的な業界全体の活力につながることを期待
学生に無料配布を行う理由として株式会社VARKは、『VARK』支援への「恩返し」と新しい世代への「恩送り」を挙げています。『OculusGo』の活用により新しい体験が創造され、それが将来的な業界全体の活力につながることを期待しているとのことです。
同社は今後も、バーチャルならではの可能性を活かした最高の体験を、『VARK』において届けるとしています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社VARK
https://vark.co.jp/
VR機器を学生さんにタダで配ろうと思う話 – note
https://note.com/kato_actevo/n/n7b163619c304
株式会社VARK、思い出のOculusGoを学生に無料配布 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p