VR内の目線の動きから認知機能を評価
株式会社アイセイ薬局は、2020年8月3日、VRを活用した『認知機能セルフチェッカー』の設置を同社運営店舗にて開始したと発表しました。
同社は、全国に調剤薬局を展開している企業。『認知機能セルフチェッカー』は、株式会社FOVEが提供しているVRソリューションであり、VR内の目線の動きから認知機能の評価を可能にしています。

早期発見を支援できる世界初の取り組み
『認知機能セルフチェッカー』では、視線追跡技術を搭載したVRヘッドセットを活用し、利用者の目線の動きを追跡します。そして、追跡・取得したデータを解析することにより、認知機能の測定を実現しました。解析の所要時間は3~5分程度であり、認知症の早期発見を容易に支援できる世界初の取り組みとなっています。
現在の日本では、認知症の有病数は約600万人とされており、認知症の一歩手前の状態であるMCI(軽度認知障害)も含めた場合、その数は1000万人を超えるとも言われています。こうした状況を受けてアイセイ薬局は、認知症予防と早期発見が喫緊の課題であると認識。今回の『認知機能セルフチェッカー』設置に至りました。
検証を行いながら導入店舗数拡大を図る
アイセイ薬局の『認知機能セルフチェッカー』設置は、首都圏を中心とした30店舗にて2020年8月1日より開始されました。来局者に対して、定期的・継続的な認知機能のセルフモニタリングを可能とするサービスを提供するとのことです。
同社は今後、効果などの検証を行いながら『認知機能セルフチェッカー』の導入店舗数拡大を図るとしています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
認知機能評価サービス『認知機能セルフチェッカー』の設置を開始 – 株式会社アイセイ薬局
https://www.aisei.co.jp/news/33122857462
『認知機能セルフチェッカー』 アイセイ薬局店舗に設置開始 – 共同通信PRワイヤー
https://kyodonewsprwire.jp/release/202007292514